韓屋はもう観光するだけじゃない?ソウル韓屋ウィーク2026開催|北村・西村で82のプログラム

韓屋はもう観光するだけじゃない?ソウル韓屋ウィーク2026開催|北村・西村で82のプログラム

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ソウル旅行で韓屋(ハノク)といえば、どんな場所を思い浮かべますか?

伝統的な瓦屋根が並ぶ北村韓屋村。

韓屋を改装したカフェが人気の益善洞。

韓服を着て写真を撮ったり、昔ながらの街並みを楽しんだり。

そんな韓屋の楽しみ方が、いま少しずつ変わり始めています。

2026年10月2日から11日まで、ソウルの北村(プクチョン)・西村(ソチョン)を中心に「Seoul Hanok Week 2026(ソウル韓屋ウィーク)」が開催されています。

今年のテーマは「ソウル韓屋の日常」。

韓屋を歴史的な建築物として眺めるだけでなく、現代の暮らしやデザイン、音楽、ブランドと組み合わせて楽しむイベントです。

注目したいのは、韓国のライフスタイルブランドと韓屋がコラボレーションした展示。

韓国の伝統建築が、いまの韓国カルチャーとどのように結びついているのか。

KOREA PICK編集部が、2026年のソウル韓屋ウィークを紹介します。

「Seoul Hanok Week 2026」とは?

Seoul Hanok Week(ソウル韓屋ウィーク)は、ソウル市が主催する韓屋文化イベントです。

2026年は第4回の開催となり、10月2日(金)から11日(日)までの10日間、北村・西村を中心としたエリアで開催されています。

今年は約170の団体・関係者が参加し、展示、見学ツアー、体験、音楽公演など、過去最大となる82のプログラムを用意。

2025年には約7万4,000人が訪れたイベントで、韓屋文化への関心の高さがうかがえます。

2026年のテーマは「ソウル韓屋の日常」

今回のテーマは、韓国語で「서울한옥일상」。

日本語では「ソウル韓屋の日常」という意味です。

公式サイトでは、韓屋を単に眺める風景ではなく、現在の人々が暮らす空間として捉えています。

韓屋といえば、古い建物を保存して観光客に見せるものという印象もあるかもしれません。

しかし実際には、住宅だけでなく、カフェやショップ、ギャラリー、宿泊施設などとして活用される例もあります。

伝統的な建物の中に、現代の家具や照明を置く。

韓屋の中で音楽を楽しむ。

昔ながらの庭を使って、新しいライフスタイルを提案する。

そうした韓屋の現在を体験できるのが、今回のイベントです。

注目① 韓国ブランドと韓屋がコラボする「K-リビング展示」

今回、KOREA PICKが最も注目したいのが、韓屋とライフスタイルブランドを組み合わせた展示です。

2026年は、韓国ブランドとのコラボレーションによる「K-リビング展示」が新たに登場しました。

会場となるのは、北村と西村にある6か所の公共韓屋。

韓屋の空間を、家具、照明、生活雑貨、アートなどによって現代的に演出します。

例えば、韓国のインテリア・ライフスタイルプラットフォーム「今日の家(오늘의집)」が参加する展示では、韓屋の居間を現代の暮らしの視点から表現。

そのほか、照明ブランドやデザイン関連のブランドなどが参加し、韓屋という伝統空間の新しい使い方を提案します。

韓屋を観光するだけでなく、「こんな空間で暮らしてみたい」と感じられる展示になっていそうです。

主な展示会場

  • 北村文化センター(北村)
  • 嘉会洞35-2の公共韓屋(北村)
  • 苑西洞24の公共韓屋(北村)
  • 西村ラウンジ(西村)
  • ソウル韓屋広報館(西村)
  • 弼雲洞180-1の公共韓屋(西村)

展示期間は10月2日から11日まで。月曜日は休館です。

注目② 普段は入れない韓屋を見学できる「オープンハウス」

もうひとつの注目が、韓屋の内部を見学できる「オープンハウス」です。

ソウル市が選定する優秀韓屋の制度が10周年を迎えることに合わせて、「大門の向こう、韓屋」という企画が実施されています。

普段は気軽に入ることのできない韓屋を、ガイド付きツアーなどで見学できるプログラムです。

伝統的な韓屋の建築構造や空間の使い方、現代的に改修された部分などを知ることができます。

写真を撮って終わるのではなく、建物の中に入って韓屋を理解する。

韓国の建築やインテリアに興味がある人には、特に面白そうな企画です。

なお、ガイド付きツアーの一部は事前予約制で、抽選によって参加者が決まります。

注目③ 韓屋で音楽や伝統文化を体験

イベントでは、展示や建築ツアーだけでなく、音楽公演や伝統文化体験も開催されています。

韓屋の空間で韓国の伝統楽器と西洋楽器を組み合わせた演奏を楽しむ企画や、木工、花、韓国画などをテーマにした体験プログラムもあります。

韓屋は建物そのものが魅力ですが、その空間で何をするかによって印象が大きく変わります。

  • カフェとして使う韓屋。
  • 展示会場として使う韓屋。
  • 音楽を楽しむ韓屋。

それぞれ違った魅力を感じられるのも、今回のイベントならではです。

プログラムによって開催日や予約条件が異なるため、訪問前に公式サイトで確認しておきましょう。

日本人旅行者にうれしい外国人向けプログラムも

今回のイベントでは、外国人向けの韓屋ツアーも用意されています。

10月7日には西村を歩く外国人限定プログラム、10月8日・9日には韓屋を巡るウォーキングツアーが設定されています。

ただし、これらは事前予約制で、定員が設けられています。

また、外国人向けという案内は日本語対応を保証するものではありません。

参加を希望する場合は、対応言語や受付状況を公式サイトで確認してください。

北村と西村、どちらを巡るのがおすすめ?

今回のイベントは、北村と西村を中心に開催されています。

同じ韓屋文化を楽しめるエリアですが、街の雰囲気には違いがあります。

北村|伝統的な韓屋の街並みを楽しむ

北村は、景福宮と昌徳宮の間に位置する歴史あるエリアです。

韓屋が並ぶ坂道や路地が有名で、ソウル旅行でも人気の観光地となっています。

今回のイベントでは、北村文化センターなどの公共韓屋を利用した展示や体験が開催されています。

初めて韓屋を訪れる人にも、街並みの魅力を感じやすいエリアです。

ただし、北村には現在も多くの住民が暮らしています。

一部の区域では観光客の訪問時間に制限が設けられているため、ルールを守って散策しましょう。

西村|韓屋と現代の暮らしが混ざる街

一方、西村は景福宮の西側に広がるエリアです。

昔ながらの住宅街の中に、個性的なカフェやショップ、ギャラリーなどが点在しています。

北村と比べると、観光名所を巡るというよりも、街を歩きながら気になる店を探す楽しみ方が似合う場所です。

今回のイベントでは、西村ラウンジやソウル韓屋広報館などでライフスタイル展示が開催されています。

韓屋と韓国の新しいデザインを組み合わせた空間を楽しみたい人には、西村もおすすめです。

韓屋は「保存する建物」から「使い続ける空間」へ

今回のソウル韓屋ウィークで興味深いのは、韓屋を単に保存するだけではなく、現代の生活に取り入れるという考え方です。

古い建物を残すことは大切ですが、建物が使われなくなってしまえば、維持することも難しくなります。

一方で、韓屋をカフェやショップ、文化施設、宿泊施設として活用することで、伝統的な建築を残しながら新しい価値を生み出すことができます。

今回のK-リビング展示は、そんな韓屋の可能性を分かりやすく紹介する取り組みだと感じます。

韓国のブランドやデザイナーにとっても、韓屋は独特の世界観を表現できる空間なのかもしれません。

鍾路3街や益善洞ともつながる、ソウルの新しい街の楽しみ方

KOREA PICKでは先日、鍾路3街が「世界で最もクールな街」1位に選ばれたニュースを紹介しました。

鍾路3街や益善洞でも、古い街並みと新しいカフェやショップが共存しています。

今回のソウル韓屋ウィークも、少し似た流れにあるように感じます。

新しい建物を次々と作るのではなく、昔からある建物を新しい視点で活用する。

ソウルでは、そうした街づくりやカルチャーの動きが、さまざまな場所で見られます。

聖水のように新しいブランドや体験が次々と生まれる街もあれば、北村や西村のように伝統的な建築を活かしながら変化していく街もある。

韓国旅行の面白さは、最新スポットを巡ることだけではないのかもしれません。

Seoul Hanok Week 2026の開催情報

イベント名2026 Seoul Hanok Week(2026 ソウル韓屋ウィーク)
開催期間2026年10月2日(金)〜10月11日(日)
主な開催エリア北村・西村を中心としたソウル市内の韓屋関連施設
プログラム数82
参加費多くのプログラムは無料。一部有料
予約一部のプログラムは事前予約・抽選制
公式サイトhttps://hanok.seoul.go.kr/

開催時間はプログラムごとに異なります。

K-リビング展示は月曜日が休館となるため、訪問日には注意してください。

また、すでに予約受付が終了しているプログラムもある可能性があります。

イベントが終わっても、韓屋の魅力は続く

今回のソウル韓屋ウィークは10月11日までの期間限定イベントです。

しかし、韓屋を活用したカフェやショップ、文化施設はイベント終了後も楽しめます。

今回のイベントをきっかけに、北村や西村に興味を持った人は、次回の韓国旅行でゆっくり街を歩いてみるのもよさそうです。

KOREA PICKとしても、韓屋と韓国ブランドの組み合わせは今後注目したいテーマのひとつ。

今回のイベントは公開情報をもとに紹介しており、現地取材は行っていませんが、次回の渡韓では韓屋を活用したショップやカフェ、デザイン空間なども探してみたいと思います。

韓屋は、昔の韓国を知るための場所であると同時に、いまの韓国カルチャーを楽しむ場所にもなっている。

そんな新しい視点でソウルを歩くと、これまでとは少し違う韓国旅行が楽しめそうです。

参考情報

※本記事は2026年10月8日時点の公開情報をもとに作成しています。開催内容や予約状況は変更される場合があります。