2026年10月、ソウル・聖水(ソンス)がいつもとは少し違う姿になっています。
新しいカフェやブランドショップ、ポップアップストアが次々と登場することで知られる聖水。
そんな街全体を舞台にした大型カルチャーフェスティバル「Creative X Seongsu 2026(クリエイティブX聖水)」が、10月5日から11日まで開催されています。
アート、ファッション、音楽、ゲーム、ビューティー、グルメ、テクノロジー。
さまざまなジャンルの企画が聖水の街に広がり、普段の街歩きそのものが特別な体験になる1週間です。
なかには、街全体をゲームの舞台にする企画や、道路を使った屋外ファッションショーまで。
今回は、Creative X Seongsu 2026の見どころと、世界的なブランドが集まる聖水という街の新しい魅力について、KOREA PICK編集部が紹介します。
- Creative X Seongsu 2026とは?
- 昨年は約23万人が訪れた大型イベント
- 注目① 聖水の街全体がゲームの舞台に「PLAY SEONGSU」
- 注目② 道路がランウェイに変わる「FASHION SEONGSU」
- 注目③ アート作品が街に広がる「SEONGSU ART FAIR」
- 注目④ S-FACTORYでアートとテクノロジーを体験
- 注目⑤ 音楽・グルメ・ビューティーも
- Creative X Seongsu 2026の開催情報
- 10月10日は聖水の一部道路で交通規制も
- なぜ聖水は街全体をイベント会場にできるのか?
- 先週紹介した鍾路3街とは、また違う面白さ
- KOREA PICKも聖水の変化を追っていきたい
- 参考情報
Creative X Seongsu 2026とは?
Creative X Seongsuは、ソウル・城東区の聖水洞一帯で開催される文化・クリエイティブ産業のフェスティバルです。
主催は城東区、主管はCreative X Seongsu企画委員会と城東文化財団。
2026年の開催期間は10月5日(月)から11日(日)までの7日間です。
会場はひとつの施設だけではありません。
複合文化施設のS-FACTORYをはじめ、PUBG Seongsu、ソウルの森、延武場通りなど、聖水のさまざまな場所がイベント会場になります。
今年のテーマは「創造的変容」。
文化、技術、企業、アーティストなど、異なる分野が出会うことで新しい体験を生み出そうというイベントです。
昨年は約23万人が訪れた大型イベント
Creative X Seongsuは、今回突然始まったイベントではありません。
2023年から開催されており、年々規模を広げています。
公式サイトによると、2025年には141か所を会場として使用し、来場者数は23万45人以上を記録しました。
13のプログラム分野、102の個別プログラムが展開されたという大規模なイベントです。
普段から観光客や買い物客で賑わう聖水ですが、開催期間中はさらに多彩な目的を持った人たちが集まります。
注目① 聖水の街全体がゲームの舞台に「PLAY SEONGSU」
今回、KOREA PICKが特に面白いと感じたのが「PLAY SEONGSU(プレイ聖水)」です。
これは聖水の街を舞台にした屋外型の謎解き・脱出ゲーム企画。
2026年は、封印された5つの色のエネルギーを取り戻すというストーリーが用意されています。
開催場所はRealworld Seongsuと聖水洞一帯。
つまり、室内のゲーム施設で完結するのではなく、実際の街を歩くことが体験の一部になります。
普段ならカフェやショップを探しながら歩く聖水を、今度はゲームの世界として楽しむ。
これは、聖水という街の特徴をうまく活かした企画だと感じます。
開催期間は10月5日から11日まで。
参加方法や予約の有無については公式サイトで確認してください。
注目② 道路がランウェイに変わる「FASHION SEONGSU」
ファッション好きなら注目したいのが「FASHION SEONGSU」です。
10月10日(土)、聖水の大林倉庫前にある聖水二路一帯で屋外ファッションショーが予定されています。
開催時間は14時から17時10分まで。
高校生のファッションデザイナーやモデル、プロのデザイナーなどが参加するプログラムです。
聖水といえば、近年は世界的なブランドの旗艦店やポップアップが集まるエリアとして知られています。
しかし今回は、既存のブランドショップを巡るだけではありません。
街の道路そのものがファッションを発信する場所になります。
ブランドの店舗が並ぶ街から、ファッションそのものを街全体で楽しむ場所へ。
そんな聖水らしい企画です。
注目③ アート作品が街に広がる「SEONGSU ART FAIR」
聖水では、アートも重要な見どころのひとつです。
「SEONGSU ART FAIR」では、ソウルの森周辺や複合施設などを舞台に、さまざまなアート作品が展示されます。
2026年は78人のアーティストが参加する企画が案内されており、若手作家の作品やメディアアートなども楽しめます。
開催期間は10月1日から11日まで。
Creative X Seongsuの本開催に先駆けて始まっているプログラムです。
美術館に入って作品を見るだけではなく、街歩きの途中でアートに出会える。
これも今回のイベントの面白いところです。
注目④ S-FACTORYでアートとテクノロジーを体験
Creative X Seongsu 2026の主要会場となるのが「S-FACTORY(エスファクトリー)」です。
かつての工業施設を活用した複合文化空間で、聖水らしい建築の雰囲気を残しています。
10月8日から11日までは、S-FACTORYのD棟でテーマ展示やカンファレンスなどが開催されます。
アートとテクノロジーが融合した展示や、文化・コンテンツ・ゲーム・ビューティーなどに関するプログラムが予定されています。
注目したいのは、K-POPとメディアアートの融合です。
会場では、作曲家KENZIEとアートテックグループAMBERINによる、NCT WISHの楽曲「Cheat Code」に関連したメディアアート作品も紹介されています。
K-POPを音楽として聴くだけでなく、視覚的なアート体験として楽しむ。
韓国のクリエイティブ産業がどのように広がっているのかを感じられそうです。
注目⑤ 音楽・グルメ・ビューティーも
Creative X Seongsuでは、ほかにも多彩なプログラムが展開されます。
「MUSIC SEONGSU」では、10月10日・11日に音楽イベント「THE BRIDGE FESTIVAL 2026」などが予定されています。
「BEAUTY SEONGSU」では韓国ビューティーに関する企画、「TASTY SEONGSU」では食文化をテーマにした企画も展開。
さらに、聖水の歴史やブランド、食、街の空間などを楽しむ「TOUR SEONGSU」も実施されています。
すべてを1日で巡るのは難しそうですが、興味のある分野を中心に予定を組むのも楽しそうです。
Creative X Seongsu 2026の開催情報
| 開催期間 | 2026年10月5日(月)〜10月11日(日) |
| 主な会場 | S-FACTORY、PUBG Seongsu、ソウルの森、延武場通りなど聖水洞一帯 |
| 開催時間 | おおむね10時〜21時(プログラムによって異なる) |
| 入場料金 | 無料・有料のプログラムあり |
| アクセス | 地下鉄2号線「聖水駅」周辺など |
| 公式サイト | Creative X Seongsu 2026 |
注意したいのは、すべての企画が同じ日程・時間で開催されるわけではないことです。
例えば、屋外ファッションショーは10月10日、S-FACTORYの主要展示は10月8日〜11日となっています。
また、一部のプログラムは事前予約やチケット購入が必要です。
旅行中に参加したい企画がある場合は、公式サイトで開催場所・時間・予約条件を確認しておきましょう。
10月10日は聖水の一部道路で交通規制も
10月10日(土)は、屋外イベントの開催に伴い聖水の一部道路で車両通行規制が予定されています。
主な対象は、聖水駅3番出口周辺から聖水二路・延武場通り周辺の一部区間です。
場所によって規制時間は異なり、8時〜22時、14時〜18時などの時間帯が案内されています。
徒歩で街を巡る旅行者にとっては大きな問題にならない場合もありますが、タクシーで移動する予定の人は注意が必要です。
週末はイベント会場周辺が混雑する可能性もあるため、地下鉄を利用して徒歩で巡るのがよさそうです。
なぜ聖水は街全体をイベント会場にできるのか?
今回、KOREA PICKが注目したいのは、イベントそのものだけではありません。
なぜ聖水という街は、これほど多くのジャンルをひとつのイベントとして展開できるのでしょうか。
聖水はもともと工場や倉庫が集まっていたエリアです。
その建物を活かしたカフェやショップ、ギャラリーなどが増え、現在は韓国ブランドや世界的なファッションブランドが集まる街として知られています。
つまり、街の中にすでに多様な文化施設や商業施設が点在しているのです。
新しい巨大なイベント会場をひとつ建設するのではなく、既存の施設や道路、広場などを活用する。
街そのものを舞台にできることが、現在の聖水の大きな特徴なのかもしれません。
先週紹介した鍾路3街とは、また違う面白さ
KOREA PICKでは先週、鍾路3街が「世界で最もクールな街」1位に選ばれたニュースを紹介しました。
鍾路3街が評価されたのは、昔ながらの屋台や韓屋、老舗、若い世代の新しいカルチャーなどが共存しているところ。
一方、今回の聖水では、アートやテクノロジー、ファッション、ゲームなどが結びつき、新しい体験を生み出しています。
鍾路3街は、古くからある文化が新しい視点で再評価される街。
聖水は、新しい文化や体験が次々と生まれる街。
同じソウルでも、面白さの方向がまったく違います。
だからこそ、韓国旅行ではどちらの街も歩いてみたくなります。
KOREA PICKも聖水の変化を追っていきたい
今回紹介したCreative X Seongsu 2026について、KOREA PICKでは現地取材を行っていません。
本記事は2026年10月8日時点で、イベント公式サイトやソウル市の公開情報などをもとにまとめています。
ただ、今回のイベントを調べて改めて感じたのは、聖水という街の変化の速さです。
以前はカフェや韓国ブランドを探しに行く街という印象が強かった聖水。
現在は、世界的なブランドが常設店を構え、街全体を使った大規模イベントまで開催される場所になっています。
次回訪れるときには、単に新しいショップを巡るだけでなく、街の空間がどのように活用されているのかにも注目して歩いてみたいところです。
そして、今週末にソウルを訪れる予定がある人は、ぜひCreative X Seongsu 2026の開催情報をチェックしてみてください。
いつもとは少し違う聖水に出会えるかもしれません。
参考情報
- Creative X Seongsu 2026 公式サイト
- ソウル市「2026 Creative X Seongsu」イベント案内
- ソウル文化ポータル「2026 Creative X Seongsu」
- 城東区「Creative X Seongsu 2026」プログラム・交通規制案内
※開催内容、参加条件、営業時間、交通規制などは変更される場合があります。訪問前に公式情報をご確認ください。
