韓国旅行でいつも利用している、アシアナ航空の羽田〜金浦便。
筆者は短期間で韓国へ行くことが多いため、基本的には日曜日に羽田を出発して、月曜日の夜に金浦から帰国する1泊2日のスケジュールをよく利用しています。
ところが次回の韓国行きを考えて、いつものように航空券を検索してみたところ……

往復84,340円。
……高くない?
前回利用したときは往復54,830円だったので、同じ羽田〜金浦、同じアシアナ航空で約3万円も高くなっています。

そこで今回は、実際に利用している羽田〜金浦便の価格を記録するとともに、「なぜこんなに高くなっているのか?」を調べてみました。
※航空券の価格は検索日・搭乗日・空席状況・予約クラスなどによって変動します。本記事は特定日の検索結果および筆者の実際の購入価格をもとにした記録です。
前回は往復54,830円、今回は84,340円
まず、実際の金額を比較してみます。
| 前回 | 今回検索時 | |
|---|---|---|
| 航空会社 | アシアナ航空 | アシアナ航空 |
| 区間 | 羽田⇔金浦 | 羽田⇔金浦 |
| 座席 | エコノミー | エコノミー |
| 往復価格 | 54,830円 | 84,340円 |
| 差額 | - | +29,510円 |
差額は29,510円。
割合にすると、前回の購入価格より約54%高い計算になります。
もちろん航空券なので、同一路線だからといって毎回同じ価格になるわけではありません。
それにしても、1泊2日の韓国旅行で航空券だけで8万円を超えてくると、さすがに「ちょっと待ってくれ」と言いたくなる金額です。
筆者がよく利用するのは羽田12:05発・金浦19時台発
筆者が韓国へ行くときによく利用しているのが、アシアナ航空の羽田〜金浦線です。
往路は、
OZ1075便
羽田(HND)12:05発 → 金浦(GMP)14時台着
復路は、
OZ1065便
金浦(GMP)19時台発 → 羽田(HND)21時台着
という組み合わせ。
日曜日のお昼に羽田を出発して、その日の午後にはソウルへ。
翌日はほぼ丸一日ソウルで過ごして、夜の便で羽田へ戻れます。
有給休暇などを最小限にしながら韓国へ行きたいときにも使いやすく、個人的にはかなり気に入っている時間帯です。
アシアナ航空の2026年夏期スケジュールでも、羽田〜金浦線は毎日運航されています。
なぜこんなに高い?燃油サーチャージを調べてみた
航空券そのものの価格は空席状況や予約クラスなどによって変動するため、「今回高くなった理由はこれ」と一つに断定することはできません。
ただ、調べていて気になったのが燃油サーチャージ(燃油特別付加運賃)です。
アシアナ航空が公表している日本発韓国行きの燃油サーチャージを確認すると、2026年に入ってから大きく上昇しています。
| 発券期間 | 日本→韓国・片道 |
|---|---|
| 2026年2月〜3月 | 3,600円 |
| 2026年4月 | 4,300円 |
| 2026年5月〜6月 | 8,900円 |
| 2026年7月〜8月 | 9,800円 |
2〜3月の3,600円と比較すると、現在は片道9,800円。
約2.7倍です。
日本発の往復分として単純に考えるだけでも19,600円相当になるため、韓国のような近距離路線では航空券全体に占める負担感もかなり大きくなります。
アシアナ航空では燃油サーチャージについて、直近の航空燃料市場価格平均をもとに定期的に見直しています。
今回の84,340円という価格差がすべて燃油サーチャージによるものではありませんが、以前より航空券が高く感じられる要因のひとつにはなっていると考えられます。
燃油サーチャージが上がっている背景にはイラン情勢も
では、なぜ燃油サーチャージがここまで高くなっているのでしょうか。
大きな背景のひとつとして考えられるのが、2026年に緊迫化した中東・イラン情勢です。
2026年2月末以降、アメリカ・イスラエルとイランの衝突によって、中東からの原油供給や輸送に大きな影響が出ています。
特に重要なのがホルムズ海峡。
中東で生産された大量の原油が通過する世界的にも重要な航路で、ここで船舶の通航が滞ったり、「さらに供給が減るのでは?」という懸念が強まったりすると、原油価格や航空機で使われるジェット燃料の価格にも影響します。
さらにトランプ政権によるイランへの経済制裁や圧力、それに対するイラン側の反発などもあり、2026年は原油価格が大きく動く状況が続いています。
実際に航空業界でも燃料費の上昇が大きな負担となっています。
つまり、
イラン情勢の緊迫化
↓
原油の供給・輸送への不安
↓
原油・ジェット燃料価格の上昇
↓
航空会社の燃油サーチャージにも影響
という流れです。
もちろん、アシアナ航空の燃油サーチャージ上昇を「すべてイラン情勢のせい」と断定することはできません。
燃油サーチャージは一定期間の航空燃料価格などをもとに決定されるため、為替や原油市場など複数の要因が関係します。
とはいえ、2026年の中東情勢が航空燃料価格を押し上げる大きな要因のひとつになっていることは間違いありません。
韓国まで約2時間半。
こんな近距離の航空券にも、世界情勢の影響がしっかり乗ってくるわけです。
……頼むから落ち着いてくれ。
それでも羽田⇔金浦を選びたくなる理由
8万円を超えるとさすがに悩みます。
成田〜仁川ならLCCを含めてもっと安い航空券が見つかることもありますし、「韓国へ安く行く」ことだけを考えれば、ほかの選択肢もあります。
羽田⇔金浦だけでなく、ほかの航空券も比較してみる
航空券は、航空会社や出発日、利用する空港によって価格が大きく変わります。羽田⇔金浦が高いと感じたら、成田⇔仁川なども含めて比較してみるのがおすすめです。
旅行日程が決まっているなら、まず現在の航空券価格をチェックしてみましょう。
※航空券の価格・空席状況等は検索時点によって異なります。最新情報は予約サイトでご確認ください。
それでも筆者が羽田〜金浦を選びたくなる理由。
正直に言います。
羽田空港 第3ターミナルにあるアメリカン・エキスプレスの「センチュリオン・ラウンジ」に行きたいからです。
もちろん、羽田空港は都内からアクセスしやすく、金浦空港もソウル中心部への移動が楽という大きなメリットがあります。
ただ、それだけではありません。
韓国へ出発する前にセンチュリオン・ラウンジに寄って、ゆっくりしてから飛行機に乗る。
最近はこの時間も含めて、韓国旅行の楽しみのひとつになっています。
ピーチなら羽田発もある。でも時間が深夜すぎる
羽田空港 第3ターミナルから韓国へ行く選択肢としては、LCCのPeach(ピーチ)もあります。
料金だけを考えれば魅力的なこともあるのですが、問題は出発時間。
ソウル(仁川)行きは深夜帯のフライトとなるため、筆者が利用したいセンチュリオン・ラウンジの営業時間とは合いません。
つまり筆者の場合、
「羽田から韓国へ行ければ何でもいい」というわけではない。
羽田第3ターミナルから出発して、センチュリオン・ラウンジに寄れて、さらに昼過ぎには金浦へ到着する。
この条件を考えると、アシアナ航空のOZ1075便がかなり使いやすいんです。
そして帰りも金浦を夜に出発できるOZ1065便なら、1泊2日でも2日目をかなり有効に使えます。
センチュリオン・ラウンジ → アシアナ航空 → 金浦 → ソウル。
筆者にとっては、この組み合わせがかなりお気に入り。
……なんですが。
84,340円はさすがに高い。
センチュリオン・ラウンジには行きたい。
でも前回より約3万円高い。
現在、この2つの気持ちが激しく戦っています。
羽田⇔金浦はいくらなら安い?今後も実際の価格を記録します
今回この記事を書こうと思ったもうひとつの理由が、
「結局、羽田〜金浦っていくらなら安いの?」
という基準を作ってみたかったからです。
航空券比較サイトにはその時点の価格は掲載されていますが、「実際に何月にいくらで買った」という長期的な記録は意外と探しにくいもの。
そこでKOREA PICKでは、筆者が実際に韓国へ行くたびに、羽田〜金浦便を中心に航空券価格を記録していこうと思います。
現時点の記録はこんな感じです。
| 搭乗・検索時期 | 航空会社 | 区間 | 往復価格 |
|---|---|---|---|
| 2026年5月17日出発 | アシアナ航空 | 羽田⇔金浦 | 54,830円 |
| 2026年8月検索 | アシアナ航空 | 羽田⇔金浦 | 84,340円 |
まだデータは2件だけなので、「5万円台なら安い」「8万円台なら高い」と断定するには早すぎます。
今後実際に購入した航空券を追加していけば、羽田〜金浦便の価格感がかなり見えてくるはずです。
まとめ|羽田⇔金浦、8万円台はさすがに高く感じる
今回、いつものアシアナ航空・羽田〜金浦便を検索したところ、往復価格は84,340円でした。
前回実際に利用した際の54,830円と比べると、差額は29,510円。
航空券は空席状況や予約クラスなどによって価格が変わるため単純比較はできませんが、燃油サーチャージについても2026年2〜3月の片道3,600円から、7〜8月には9,800円まで上昇しています。
「韓国って近いから航空券も安い」という感覚で検索すると、最近の価格に驚く人もいるかもしれません。
個人的には羽田〜金浦の便利さを一度味わってしまうと、なかなか成田〜仁川へ戻れないのですが……
往復84,340円。
うーん。
今回はもう少し様子を見たいところです。
KOREA PICKでは今後も、実際に購入・検索した航空券価格をこの記事に追記していきます。
「羽田〜金浦はいくらくらいで買えるのか?」
数回分のデータが貯まったころには、かなり面白い比較ができそうです。
