韓国旅行で地下鉄やバスを利用するなら、用意しておきたいのが交通カードです。
ソウルでは地下鉄やバスを使って移動する機会が多く、毎回乗車券を購入するよりも交通カードを利用した方がスムーズに移動できます。
しかし、韓国の交通カードについて調べると、
「Tmoneyって何?」
「WOWPASSでも地下鉄に乗れる?」
「気候同行カードの方がお得?」
など、いくつものカードが出てきて迷ってしまうかもしれません。
韓国旅行で利用できる代表的な選択肢には、Tmoneyカード、EZLカード、WOWPASS、気候同行カード(Climate Card)などがあります。
この記事では、それぞれの特徴や違い、どんな旅行に向いているのかを紹介します。
- 韓国旅行で使える主な交通カード
- Tmoneyカード|迷ったらまず候補にしたい定番カード
- Tmoneyはこんな人におすすめ
- Tmoneyはどこで使える?
- Tmoneyのチャージ方法は?
- EZLカード|Tmoneyと同じく交通で使える
- EZLはこんな人におすすめ
- WOWPASS|旅行者向けのオールインワンカード
- WOWPASSはこんな人におすすめ
- WOWPASSのTmoney残高は別管理
- 気候同行カード|ソウルをたくさん移動するなら注目
- 気候同行カードはすべての交通機関で使えるわけではない
- 2026年から外国発行カードでも短期券を購入しやすくなった
- 30日券については2026年に制度変更
- Tmoneyと気候同行カードはどっちがおすすめ?
- Tmoneyがおすすめ
- 気候同行カードがおすすめ
- 2泊3日ならどのカードがおすすめ?
- 3泊4日の場合はどうする?
- 交通カードはいくらチャージすればいい?
- 地下鉄では入るとき・出るときにタッチ
- バスも降りるときのタッチを忘れずに
- KOREA PICK POINT|「一番お得」より旅行スタイルで選ぼう
- まとめ|初めてならTmoneyを基準に選ぶと分かりやすい
韓国旅行で使える主な交通カード
まずは代表的なカードをざっくり比較してみましょう。
| カード | 特徴 | こんな人におすすめ |
|---|---|---|
| Tmoney | 定番の交通系ICカード | 初めて韓国へ行く人 |
| EZL | 交通・加盟店などで利用できるプリペイドカード | Tmoney以外の選択肢を探している人 |
| WOWPASS | 決済・両替・交通機能をまとめられる | 支払いもまとめたい旅行者 |
| 気候同行カード | 対象となるソウルの公共交通が一定期間乗り放題 | ソウル市内を何度も移動する人 |
「特にこだわりはないから普通に地下鉄やバスへ乗りたい」
という人なら、まずTmoneyを基準に考えると分かりやすいでしょう。
一方、旅行スタイルによってはWOWPASSや気候同行カードが便利な場合もあります。
Tmoneyカード|迷ったらまず候補にしたい定番カード
Tmoneyは、韓国で広く利用されているプリペイド式の交通カードです。
あらかじめ残高をチャージしておき、地下鉄やバスなどを利用するときにカードをタッチして支払います。
韓国観光公社によると、Tmoneyは全国のGS25、CU、セブン-イレブンなどのコンビニや、ソウル地下鉄1〜8号線の案内施設などで購入できます。一般的なカード価格は3,000〜5,000ウォン程度と案内されています。
Tmoneyはこんな人におすすめ
- 初めて韓国へ行く
- 地下鉄やバスを普通に利用したい
- 複雑なカード選びをしたくない
- ソウル以外へ行く可能性もある
- 定番の交通カードを使いたい
「どれを買えばいいのか分からない」
という場合には、かなり選びやすいカードです。
Tmoneyはどこで使える?
Tmoneyは公共交通機関のほか、Tmoneyマークのある加盟店などでも利用できます。
交通では地下鉄やバスなどで利用でき、乗車時・降車時にカードをタッチして使います。
特にバスでは、乗るときだけでなく降りるときにもカードをタッチするのを忘れないようにしましょう。
乗り換え割引などにも関係するため、韓国旅行では「乗るとき・降りるときにタッチ」と覚えておくと分かりやすいです。
Tmoneyのチャージ方法は?
Tmoneyは地下鉄駅の券売機などでチャージできます。
また、対応するコンビニなどでもチャージできます。
ここで注意したいのが、カード購入と残高チャージは別ということ。
例えばカード本体を購入しただけでは、交通機関を利用するための残高が入っていない場合があります。
購入後に必要な金額をチャージして利用しましょう。
最初から大量にチャージするより、旅行日数に合わせて少しずつ追加していくと残高を余らせにくくなります。
EZLカード|Tmoneyと同じく交通で使える
EZLカードも、韓国旅行で利用できる交通カードのひとつです。
全国のコンビニなどで購入でき、公共交通機関や対応する加盟店などで利用できます。
韓国観光公社では、EZLカードは4,000ウォンから販売され、GS25・CU・セブン-イレブン・emart24などで購入できると案内されています。
キャラクターやK-POPアーティストなど、さまざまなデザインのカードがあるのも特徴です。
EZLはこんな人におすすめ
- EZLの好きなカードデザインを見つけた
- Tmoney以外の交通カードを使いたい
- 交通だけでなく対応店舗でも利用したい
一般的なソウル旅行なら、TmoneyとEZLのどちらかを持っておけば移動しやすくなります。
WOWPASS|旅行者向けのオールインワンカード
WOWPASSは、韓国を訪れる外国人旅行者向けのプリペイドカードです。
特徴は、交通だけを目的としたカードではないこと。
プリペイド決済や両替などの機能に加えて、交通カードとして使えるTmoney機能も備えています。韓国観光公社も外国人旅行者向けのオールインワンカードとして案内しています。
WOWPASSはこんな人におすすめ
- 韓国旅行の支払いをまとめたい
- 両替機能も利用したい
- 旅行者向けサービスを使いたい
- Tmoney機能も一緒に欲しい
「交通カードとは別にプリペイド決済用カードも欲しい」
という人には候補になります。
WOWPASSのTmoney残高は別管理
ここは初めて使う人が混乱しやすいポイントです。
WOWPASSにはTmoney機能がありますが、WOWPASSの決済用残高とTmoneyの交通用残高は別に管理されます。
そのため、
「WOWPASSへお金を入れたから、そのまま地下鉄にも乗れる」とは限りません。
交通機関で利用するTmoney側にも残高を用意する必要があります。
WOWPASSを交通カードとして利用する予定なら、この違いは事前に把握しておきましょう。
気候同行カード|ソウルをたくさん移動するなら注目
ソウル市内を地下鉄やバスで何度も移動する旅行なら、気候同行カード(Climate Card)も選択肢です。
気候同行カードは、対象となるソウルの公共交通を一定期間利用できる乗り放題型のカードです。
旅行者が利用しやすい短期券として、2026年8月現在、
| 利用期間 | 料金 |
|---|---|
| 1日 | 5,000ウォン |
| 2日 | 8,000ウォン |
| 3日 | 10,000ウォン |
| 5日 | 15,000ウォン |
| 7日 | 20,000ウォン |
が用意されています。物理カードを利用する場合はカード代3,000ウォンが別途必要です。
※短期券はチャージした日から利用期間が始まり、事前チャージはできません。
気候同行カードはすべての交通機関で使えるわけではない
ここはかなり重要です。
「乗り放題なら韓国の地下鉄全部乗れるじゃん!」
というわけではありません。
気候同行カードには利用可能エリアがあり、対象外となる地下鉄路線やバスなどがあります。
例えば新盆唐線やソウル市外の一部区間、空港バスなどは対象外です。
そのため、
ソウル市内中心の旅行
→ 気候同行カードと相性がいい
ソウル以外にも広く移動する
→ Tmoneyなどの方が分かりやすい
と考えるとよいでしょう。
2026年から外国発行カードでも短期券を購入しやすくなった
気候同行カードは2026年に旅行者にとって便利な変更がありました。
ソウル市によると、2026年3月から新型券売機で、外国発行のVisaやMastercardなどを利用して短期の気候同行カードを購入・チャージできるようになっています。
以前の情報を掲載している旅行ブログなどでは「現金が必要」と案内されている場合もあるため、古い情報には注意しましょう。
30日券については2026年に制度変更
さらに2026年は、気候同行カードの長期利用について制度変更が進んでいます。
従来の30日プリペイド型については終了が案内されている一方、旅行者向けの1・2・3・5・7日短期券は引き続き利用できます。
短期の韓国旅行なら、この短期券を中心に考えればよいでしょう。
Tmoneyと気候同行カードはどっちがおすすめ?
ここが一番迷いやすいところです。
ざっくり分けるなら、
Tmoneyがおすすめ
- 初めて韓国へ行く
- 移動回数がそれほど多くない
- ソウル以外にも行く
- 旅行プランを柔軟に変更したい
- とにかく分かりやすく使いたい
気候同行カードがおすすめ
- ソウル市内中心に旅行する
- 地下鉄やバスへ何度も乗る
- 1日に複数エリアを巡る
- 交通費を毎回気にしたくない
例えば、
明洞 → 聖水 → 江南 → 弘大
のように1日で複数エリアを移動するなら、気候同行カードを検討する価値があります。
逆に、
今日は聖水をほぼ一日歩く
という旅行なら、乗り放題でなくても十分かもしれません。
2泊3日ならどのカードがおすすめ?
初めての2泊3日旅行なら、まずはTmoneyがシンプルです。
地下鉄やバスを利用するたびに残高から運賃が引かれるので、旅行プランを途中で変えても問題ありません。
一方、
「3日間ソウル市内を地下鉄でガンガン移動する」
という予定なら、3日券10,000ウォンの気候同行カードも比較してみましょう。
カード代なども含め、実際にどのくらい交通機関を利用するのかで判断するのがおすすめです。
3泊4日の場合はどうする?
3泊4日の場合も考え方は同じです。
旅行中、
明洞
↓
聖水
↓
江南
↓
弘大
↓
東大門
など複数のエリアを毎日移動するなら、乗車回数も多くなります。
一方、1日1エリア程度をじっくり歩くKOREA PICK的な旅行なら、Tmoneyで必要な分だけ支払う方法も使いやすいでしょう。
旅行日数だけでなく、移動回数で選ぶのがポイントです。
交通カードはいくらチャージすればいい?
Tmoneyなどのチャージ式カードを利用する場合、
「最初にいくら入れればいい?」
と迷うかもしれません。
旅行日数や移動距離によって異なるため、最初から大量にチャージする必要はありません。
まず必要な金額を入れて、残高が減ったら追加する方法が分かりやすいでしょう。
特に短期旅行では、帰国時に多くの残高を余らせないこともポイントです。
地下鉄では入るとき・出るときにタッチ
Tmoneyなどを地下鉄で利用するときは、
改札に入るとき
→ タッチ
改札から出るとき
→ タッチ
という使い方です。
日本の交通系ICカードに近い感覚なので、それほど難しくありません。
残高不足などで改札を通れない場合は、駅の案内やチャージ機を確認しましょう。
バスも降りるときのタッチを忘れずに
バスでは、
乗車時
→ タッチ
降車時
→ タッチ
です。
特に降車時のタッチを忘れやすいので注意しましょう。
乗り換え時の割引にも関係します。
KOREA PICK POINT|「一番お得」より旅行スタイルで選ぼう
交通カードについて調べ始めると、
「結局どれが一番お得?」
が気になってきます。
でも、KOREA PICKとしては金額だけで決めなくてもいいと思っています。
例えば聖水なら、地下鉄を何度も乗り継ぐより、駅を降りてから数時間歩き回ること自体が楽しい街です。
一方、明洞・聖水・江南・弘大と1日で巡るなら、乗り放題型のカードが便利になるかもしれません。
つまり、
たくさん移動する旅行
→ 気候同行カードも検討
街をじっくり歩く旅行
→ Tmoneyなどのチャージ式
交通+決済などをまとめたい
→ WOWPASS
くらいから考えると分かりやすいでしょう。
「一番得するカード」を探すより、自分の韓国旅行を一番ラクにしてくれるカードを選ぶのがおすすめです。
まとめ|初めてならTmoneyを基準に選ぶと分かりやすい
韓国旅行では、Tmoney、EZL、WOWPASS、気候同行カードなど複数の交通カードを利用できます。
初めて韓国へ行き、
「普通に地下鉄やバスへ乗れればOK」
という人なら、まずTmoneyを候補にすると分かりやすいでしょう。
ソウル市内を何度も移動するなら、短期の気候同行カード。
決済や両替などもまとめたいならWOWPASS。
旅行スタイルによって便利なカードは変わります。
どこへ行くか、1日に何回くらい移動するかを考えて、自分に合った交通カードを選んでみてください。
※交通カードの料金・利用範囲・購入方法などは変更される場合があります。旅行前に各サービスや公的機関の最新情報をご確認ください。
確認先
韓国観光公社の交通カード案内では、Tmoney・EZL・WOWPASS・気候同行カードの最新情報を確認できる。
韓国観光公社 VISITKOREA「カードに関するすべて」気候同行カードについてはソウル市公式が利用範囲・短期券料金・制度変更を案内している。
ソウル市公式「Climate Card」
